2014年4月25日金曜日

unemployed life, 25th day

略称は「はんもっく」

「ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった」を購入しました。以下はネタバレありです。

内容はタイトルどおりで、最初ハーレム状態から始まりますが後半はヤンデレ状態というもの。
~デレが増えてきた昨今、メタル並みに良くわからない細分化が起きています。ヤンデレの定義もあいまいであり何が正しいのかは判断しかねます。
大体一致しているのは好きすぎて対象を独占したくなり、その行為が行き過ぎて対象に近づくものを物理的に排除しようと働きかけたり、対象を自身に妄信的にさせたりと・・・そんな感じです。
で、最終的には血が流れることが多いですが、この作品も例に漏れていません。


さて、このゲームはタイトルどおり最初はハーレム天国。誤解を恐れず真摯に言うぜ?


このパートはつまらない


です。
まずヒロイン三人の好感度は最初からMAXであり、主人公の優也を巡ってぐだぐだしているわけです。一応この三人は時期が多少違いますが幼馴染。幼少時から遊んでおり、とある事件が起きてから彼らの絆は一層深まり第三者が割り込むことが出来ない状態になっています。
彼らが彼らで集まれる場所、郷土歴史研究会。略称郷土研を作成して日常を過していました。ただ、名目上の同好会なため活動は一切無く、それなのに部室を持っているというある意味目に付く部活です。
文化祭をきっかけにこの同好会の存続が掛かった出来事に巻き込まれていく・・・というのが最初の流れ。

まーつまらないつまらない。甘ったるい会話などを延々見せられて何が楽しいんだろうか。普通の作品であればそこから徐々に態度が軟化していったり出来事があるわけですがこれには無い。あるとすれば三人の中で優也の取り合いがあるくらい。
仲良しこよしなんて見ててつまらない退屈眠くなる。実際ちょっと眠りながら見てました。
早くどろどろの展開が見たかったのにこの仕打ち。しかし一応最後までプレイしたらこの展開が必要だという事は理解したので我慢のしどころです。

そんな四人の共依存をぶち壊すのがもう一人の幼馴染の存在。その人は優也自体もうっすらとしか覚えていないほどの存在。自分達三人が優也にとっての幼馴染だと思っていたらその前にもいたという事実は耐え難いものだったようです。
そんなこんなな再会を果たし、割と優也に好意を抱く年上のその方は不幸なことに殺されます。その犯人は選択肢によって変わりますが、この方は確実に殺されるのです。
そりゃあ自分達だけのものだった優也にキスをした場面を週刊誌で見てしまったら・・・ねぇ?ただでさえ排他的なのに排除しようとする心が働くのは当然です。
その方が優也に冗談っぽくアピールしてるのを見て「ああ・・・死ぬなこの人」と思いながら見ていたものです。

ちなみに優也は過去の出来事から異性との恋愛事には敏感になっていて、親しく話す程度にはなりますがそれ以上は深まりません。

また、物語としてただ単に学園生活があるのかと思えばその土地の伝承が絡んで少しサスペンス調となっています。しかしその設定が活かされているかといえばルートによってはそんな設定あったっけ?状態に。これを元にしたルートもあるんだろうか。トロフィー見る限りは各種ヒロインのトゥルーと各BAD ENDくらいしか無いので期待は出来ない。



とりあえずヒロインの一人、宮主佐優理をクリアしました。前半は長いけど共通ルートなので一人クリアすれば後は飛ばして飛ばしてができるのである程度楽。
この佐優理さん、三人の中では割とまともに見えます。お嬢様だし料理も出来るし勉強もそこそこ。優也には美味しいお弁当をいつも持ってきて食後には膝枕もしてくれる人。
この説明だけならいい人なんですが、持ってくるお弁当。これにはおそらく睡眠薬が入っており、優也は食べると大体眠りこけます。そうです、優也独占するために睡眠薬を入れ膝枕をさせているのです。
ある時は寝ている間に爪を切り、それを持ち帰るなんてこともやってます。

ヤンデレ状態では・・・この人をヤンデレと呼んでいいのかちょっと悩みました。
佐優理さんはどちらかといえば「痛い人
幼少時に厳しい両親により躾けられ、唯一の楽しみは祖父から貰った絵本。その絵本は何度も読まれぼろぼろになりますが何度も修復して大事にしています。
その中身はなんてことは無い、王子様が悪い悪魔を倒すお話。しかし佐優理さんにとっては大事なものです。
そんなときに優也たち三人に出会い、とある事件が起きて絆が深まるまでも沢山遊びました。また、優也は根気良く自分を家から連れ出すために訪ねてきたりもします。その姿は佐優理さんにとって、王子様に見えたのでしょう。

事件により絆が深くなり、自身も優也を王子様、自身を王子を守る騎士と思い込むようになります。
家の都合で中学が別になったとき、情緒不安定になって半狂乱になりながらガラスを鋏で割るという奇行を行うほど、優也と離れることは苦痛だったようです。
病んでいるというは間違いないんですが、「優也を愛しすぎて」って訳じゃないんですよね、たぶん。
自分が大好きな物語に彼らを重ね、そうならないから攻撃する。そんな感じに受け取れました。
実際にはすきなのは間違いないんでしょうが、殺害理由も「銀色の悪魔が」とかそんな理由を呟きますから。ただ、優也を監禁している時の狂気は中々良かったと思います。あ、後はストーキングしているとき物陰から凄い顔で見つめているのは若干恐怖でした。まともだと思った人が狂う姿は怖いですねー。それを求めていたわけですけど。

BAD ENDは大体優也の腹部が切られたりしますが、ちゃんとしたエンドだと説得により、憑き物が落ちたように正気に戻り罪を認め自首します。刑務期間がどれくらいかは描画されていませんが、刑期を終え出所してきたときは元に戻っていました。その間に他の二人は優也の争奪戦は行っていないようで、またあの四人の関係が復活することを示唆していました。優也は誰を選ぶのかは判りませんが、誰も選ばないかもしれませんね。
突っ込むならば、佐優理さんの鋏を頬に喰らっているのに喋りながら説得するのはいかがかと思った。何でって、あんた大怪我負ってんのに何で平然と説得続けられるんだ!!

現在は部長こと尊海神無ルートをプレイ中。ハーレムパートでは漏らしプレイ+ショーツを優也に脱がしてもらうとか超マニアックなアタックを仕掛けてきた彼女。今の所はストーカーになってます。









正直ね、三人のヒロインよりももっとヒロインな人がいるんですよ。その人が可愛すぎるのでその人のルートが無いことに絶望しています。
その名も


©2014 Nippon Ichi Software, Inc.
「九条静香」

彼女は生徒会長であり金髪ツインテール碧眼巨乳とフルアーマーな人。更に常識人であり誰にでも平等でみんなの相談役になります。ハーレム側でもそうですし、ヤンデレ側でも何かと縁が在ります。
ヤンデレ側でも優也の相談役になるので当然ヒロインたちに狙われます。選択肢を間違えれば撲殺、刺殺、斬殺されるまさに被害者!佐優理さんルートでは髪を切られ、階段から落とされ、更には左目に鋏が刺さるトラップまで仕掛けられ重症を負います。優也に被害が行くことじゃなくて生徒会長が無事かどうかが凄く気になって、「この選択肢を間違えると生徒会長が・・・!」とそっちを心配する始末。
佐優理エンドでは鋏のトラップにより重傷を負いますが失明にはいたらず、刑に服している佐優理さんの下へ来て「生徒会長として相談にのるから」と面会に着たりもしたそうです。
もうね、超いい人で可愛い人なんですよ。帰りに甘いものを買い食いし、一応生徒会長だから生徒の手本で無いと駄目だからといって優也に秘密にしてもらったり、今川焼きを食べさせて「共犯ね」と笑ったり・・・。求めていたオアシスがここにあった!!
しかし優也の相談役というだけで各ヒロインに狙われるので、生徒会長が辛い目にあうのがとても心苦しい・・・。


©2014 Nippon Ichi Software, Inc.
例えばこんなのとか。

アンケート用紙が入っているので要望として生徒会長のエピソードを要望として書いてやろうかしら。このほとばしるパッションを受け取ってもらいたい!!
生徒会長がヤンデレ化してくれるルートとか欲しい。そうすれば他の三人入らないんだよ・・・。

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