2013年9月21日土曜日

ウルヴァリン SAMURAI

映画の感想です

X-MEN、ウルヴァリンシリーズの最新作「ウルヴァリン SAMURAI」を観てきました。
近作は舞台が日本というとんでも設定。東京都内でのバトルはすげー違和感ありました。自分が知ってる場所が映画の中にあるっていうのも不思議な感じです。
先に感想を言うならば「うーん・・・もっと無双が見たかった」でしょうか。
相変わらずヒュー・ジャックマンの肉体は素晴らしかったし、まさに野獣と言った感じでしょうか。
時系列が良くわからなかったんだけど、調べてみるとシリーズの一番後の方との話もある。ということはEDの後のあれは次回作へ繋がるものだったのか。

今回ウルヴァリンのミュータントとしての能力「ヒーリングファクター」が封じられてしまう訳ですが、封じられてるのに痛がる様子も無く爪を出しているのがちょっと不思議だった。あれって痛いけどヒーリングファクターですぐ回復するから問題ないっていうものだったはず。それに気がつかなかったのだろうか。
まぁそれよりも、能力が封じられているのでダメージを食らい怯むところが多かった。あの能力なくてもアダマンチウムの骨格があるから早々やられはしないと思うんだけど。それにしてもあんな方法で何故封じることが出来たのか・・・。
今回の敵は日本にちなんでなのかシルバーサムライが出てきました。意外すぎたので笑ってしまったよ。笑ったと言えば、ローガンがアメリカから日本へ来るときに乗っていた飛行機で飲んでいたウィスキーが「響」だった。スポンサーにサントリーでもいたのだろうか。

海外作品ならマフィアが良く出てきますが、日本ではジャパニーズマフィア、つまり「やくざ」です。でもそんなやくざを瞬殺してしまうのが忍者。汚いなさすが忍者きたない。
忍者の頭領っぽい役の「ケンイチロウ・ハラダ」はたどたどしい日本語だったので日本人ではないと思っていたけど、やはり違った。見た目じゃわからないけどやはり慣れてないとちょっと発音おかしくなるもんだ。

気になったのはアダマンチウムの爪が折られたこと。あれってヴィブラニウム位じゃないと対抗できるもんが無かったと思うんだけど、折れちゃった。
一応相手は全身アダマンチウムのシルバーサムライだったし、ソードもアダマンチウム製だったから壊すことは出来ただろうけど、何か熱で焼ききったって感じだったんだよね。え、熱で切れるの?って思っちゃったよ。熱でいうとアイアンマンのアーマーはチタニウムの様なまあ硬いものだけど高熱には弱いというもの。だから3では豆腐のようにぶっ壊されたわけです。
無敵なウルヴァリンが死に掛けたと言う意味では驚きの映画ですが、今まで無類の強さを誇っていたのにやられてしまう姿は何だか悲しいものがありました。

物語としては盛大なわけじゃなくてただ単に日本の企業の権力のごたごたに巻き込まれただけだったのでスケールとしては小さいでしょう。ただ、ローガンが望むなら死ぬことも出来ると判明したというのは大きいのではないでしょうか。アメコミだと普通に死人が生き返るから死なない設定でもあっさり死ぬかもしれないけどね。
それにしても冒頭の長崎の原爆シーンは鬼気迫るものがあった。でもハラキリはしなくても良かったんじゃなかろうか。
そうそう、日本人というかアジア系の人って映画栄えあまりしませんね。凄く浮いてた感じがします。彫が深くないからでしょうか・・・迫力が無い感じがします。ただ、鎧とか着込むと似合います。真田広之の鎧を着込んでローガンとのバトルは見所ですね。暗いからちょっと判りにくいけど。

X-MENシリーズとしては一番静かな作品だと思います。派手なものを期待しないほうがいいかもしれません。ヒュー・ジャックマンの肉体を堪能したいのなら是非。

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