2016年5月7日土曜日

レヴェナント: 蘇えりし者

映画の感想です

レオナルド・ディカプリオ主演のサバイバル復讐劇。

あらすじはこちらから

何か見ようかなーと思ってディカプリオが主演なら見てみようって事で見た映画です。事前情報は全くありませんでした。
よくよく思い出すと、ディカプリオ主演の映画はちょくちょく見てるんですよね。惹かれる物があるのかもしれない。
公式サイトなどでは事実に基づくって書いてありましたが、映画を見たら本当にか?と疑いたくなる描画がちらほら。

序盤、主人公のグラスがグリズリーに襲われ瀕死なります。喉は噛みつかれ、背中もずたずた。足なんて折れて曲がってます。しかし辛くもグリズリーを倒し、仲間に一応の治療はしてもらいます。が、もって一時間だろうといわれていたのに飲まず食わずで生き延びます。
フィッツジェラルドというインディアンを快く思っていない仲間がいて、グラスの息子が白人とインディアンのハーフということで憎んでおりました。何やかんやあって動けないグラスの目の前で息子が殺され、自身も置いていかれます。
普通ならそのままくたばるはずですが、何故かこのグラス動き出します。満足な治療もしていないのに匍匐前進が可能なまで回復していました。お前熱はどうしたんだ・・・?
息子を殺したフィッツジェラルドに復讐するために生き延びていましたが、場面が進むに連れて匍匐前進→杖を使って立ち上がる→全身傷だらけなのに冬の川に入る→両足で若干歩行できる→そこには元気に走り回るグラスの姿が!
超回復力ってもんじゃないっすよ。あいつ不死身すぎて笑えます。

この映画はそんなグラスの超人っぷりに驚くのも良いですが、なんといっても自然が美しい。アメリカの広大な大地がとても綺麗。
鬱蒼とした森の中とか本当に凄かったし、雪原を一人歩くグラスのシーンなんてちょっと感動したくらいです。
基本的にグラスの一人旅なので会話は特に無く、淡々と描かれています。BGMもあるにはありますが、あまり記憶に残りません。それほど少ない。あるのは風の音や川の音、環境音が主でした。一応は坂本龍一が手がけているという事ですが、全体的に重苦しい作品です。

間間に挟む精神世界っぽい描画は、グラスの葛藤というか何のための復讐なのかとか、そういったものが描かれているんじゃないかと思います。そこに会話が無く、グラスの表情、特に目で訴えてくるので捉え方は人それぞれになるかもしれません。




ディカプリオが生肉かじったり、全裸で馬の身体の中に入り吹雪をやり過ごしたりと見所は一杯あります。ただ、R+15ということで結構なグロい演出があるので苦手な方にはお勧めできません。

でもでかいスクリーンでみるあの自然美は観てもらいたい。

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